2012年3月5日月曜日

競争とビール

少しづつではありますが、前回の更新から少しづつ診断士のテキストを読んでいます。
今日、読んだ所で印象に残ったのは、タイトルにもなっている「5つの競争要因」に関してです。

簡単に言うと、会社の置かれている競争状態を分析することにより、会社がどれくらいの収益を出せるかが明らかになるというものだそうです。

競争状態を判断する要因として、ハリーポッターもとい(笑)ポーターという人が、5つの要因をあげています。

5つの要因と外資のビール会社に参入されたぽんこつビール会社の社長とその部下のやり取りを面白おかしく示すと・・・。(注:すべて、ここで登場するのはすべて、架空の会社です。)


新規参入企業の脅威

部下「社長、大変です。外資の大手ビール会社X(エックス)が日本に参入するそうです。」
社長「何だと。我々よりも付加価値の高いものを出してくるかも・・・。」


代替品の脅威

部下「我々が作ったビールよりも美味しい第3のビールがXビールから発売されるそうです。」
社長「何だと。我々が作ったビールより美味しい第3のビールだと。本物を超える偽物とはまさに  これのことだ。ワッハッハ、ハッハッ」
部下「・・・・。」

売り手の交渉力

部下「社長、大変です。我々が抑えていたポップ(ビールの原料)を栽培している農家が、全量X  ビールに売ると言い出しました。交渉、決裂ですね。」
社長「な、何だと。そんなことしたら、ビールが製造できないじゃないか。よーし。ポップの代わりになる 素材を見つけ出すんだ。」
部下「ビールの材料からポップを抜いたら、単なる第3のビールになっちゃうじゃないですか。」
社長「・・・・。」

買い手の交渉力

部下「大変です。我々がビールを抑えていた最大の卸先が、我々の商品の卸値を30%値下げし ろとわけの分からに要求をしてきました。」
社長「な、何だと。そんなことしたら、我々が損害を被るじゃないか。何とかして、20%値下げで我 慢してもらうんだ。」
部下「20%値下げでも、大きな損害ですよ。(笑)」
社長「・・・・。」

既存企業間の敵対関係

社長は物思いにふけった。
社長「我がビール業界は、我々、ZビールをトップにYビールしかないのだが、ウイスキーのメーカ ーのSがいたりと似たような規模の会社が多いな。(同規模の会社の乱立)」
社長「それに、ビール売るのをやめると、いろいろなところに迷惑がかかるから、撤退しにくいしな ぁ。(撤退障壁の高さ)」
部下「大変です。社長。生産量の桁数を1桁間違えて10倍多くビールを製造してしまいました。」
社長「な、何だと。ただでさえ在庫が100万ケースで多いというのに。(在庫コストの高さ)」
社長「倒産しちゃうじゃないか(笑)」
こんなデタラメな会社無いでしょと、書いてる私でも思います。

その他にもM&Aの話が出てきたりして、面白くなってきた模様です。

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